年金終価係数とは

Q.老後資金として毎月10万円ずつ積み立てようと思っています。年利2%で複利運用しながら積み立てた場合、10年後はいくらになるでしょうか。

A. 1314万円です。

解説

毎年一定金額を積み立てながら複利(★1)で運用した場合の一定期間後の金額を求める場合に用いる数字を「年金終価係数」と呼びます。「年金」を積み立てた「終わり」の「価格」を求める係数ということですね。
ライフプランニングにおいてよく使われる6つの係数の1つです。

年金現価係数は次の計算式で求められます。

年金現価係数 = {(1+年利率)の年数乗−1}/年利率

※予め計算結果を一覧にした係数表や自動計算してくれるツールもネットで公開されています。

本ケース年利2%で10年の場合の年金終価係数は10.950ですので(★2)、

10万円×12ヶ月×10.950=1314万円

となります。

もう少し詳しい解説

★1 複利とは利息に利息がつくことです。例えば年利2%で100万円預金すると1年後には2万円の利息がついて102万円になります。増えた2万円そのまま元本に組み入れれば次の年は102万に2%の利息がつくため104万400円になります。元本に組み入れない場合(単利)に比べて400円分余計に増えるわけです。これが複利です。長期運用における複利の効果は絶大です。

★2 {(1+0.02)の10乗−1}/0.02=10.950

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