スピードも重要だが慎重さも忘るべからず

ワクチン接種が加速しているようです。
大阪では今月16日から64歳以下の市民にも接種券を配布するそうで、当初年内いっぱいとか来春までかかるのでは・・・などと言われていたワクチンの普及と集団免疫の獲得も意外と早い段階で実現するかもしれませんね。

ただ、やはりスピード重視の接種の弊害もあちこちで出ているようで、

僕の実家のある吹田市では、

大阪府吹田市は、新型コロナウイルスワクチンの集団接種でワクチンを薄めるために使う生理食塩水だけを誤って、12人に注射した可能性があると発表しました。

吹田市によりますと、5月30日に市立山田市民体育館で、65歳以上の市民240人に新型コロナワクチンの集団接種をしました。その際、ワクチンが入った瓶に生理食塩水を加えて薄めたうえで、注射器に移す手順でしたが、使用済みの瓶に再び生理食塩水を入れて誤って12人に接種した可能性があるということです。健康被害の恐れはないということです。

出典: www.mbs.jp

と、せっかくがんばって予約してワクチン接種に行ったのに打たれたのは水でした、、と残念な結果に。

一方で、地元兵庫県の尼崎市では、

兵庫県の尼崎市は、1日に高齢者施設で行った新型コロナワクチンの先行接種で、施設の職員ら6人に対しワクチンを希釈せずに原液のまま打ったと発表しました。

兵庫県尼崎市では1日、市内の高齢者施設で職員ら30人に新型コロナワクチンの先行接種が実施されました。しかし、この施設では、このうち6人に対して、生理食塩水で希釈していないワクチンの原液0.3ミリリットルを接種したということです。これは本来接種するワクチンの5倍の濃度にあたるということです。

いまのところ、原液を接種した6人に体調に異常などはなく、今後、1週間程度、健康観察するということです。

出典: news.yahoo.co.jp

と、これはちょっと笑えないミス。
職員の方に異常が出ないことを祈るばかりです。

世界最高水準の医療レベルと言われている日本でこれですから(といっても今回のコロナ禍で医療制度の脆弱性が露呈したわけですが)、おそらく世界中で同じようなミスが発生していることは想像に難くないわけで、たまに聞く「ワクチンを打ったあとにコロナに感染」だとか「ワクチンを打った後に重篤な副反応」というニュースのいくつかは意外とそのあたりに実態があるかも、と思ったり。

死亡例の報告について(資料1-3、1-5)
○前回の合同部会以降、新たに27例の報告があり、計55例となりました。高齢者の接種が進む中で、高齢者の事例が多く報告されました。
○報告数が増加しつつあることも鑑み、個々の事例の評価とともに、集団としてのデータを系統的に検討していくことが重要であるとされました。
○死亡例の報告に関しては、現時点において引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされました。

出典: www.mhlw.go.jp

と厚労省のデータに見るように、5月16日の段階でワクチン接種後の死亡例は55例。現在はもう少し増えているかもしれません(いずれも因果関係を認めていない)。

スピードも重要ですが慎重さも忘るべからずですね。

NPO法人相続アドバイザー協議会認定会員。相続アドバイザーとしての業務上の資格としては、行政書士(遺言書・遺産分割協議書・相続関係図・財産目録等の書面作成代理業務)、ファイナンシャルプランナー(税務・保険・年金・不動産などライフプランニングのコンサル業務)、宅建士(不動産の相続プランニング業務)、終活カウンセラー(エンディングノート・介護・成年後見・お葬式・お墓など終活コンサル業務)などを保有。また税理士・司法書士・土地家屋調査士・不動産鑑定士・測量士・弁護士など、相続案件の処理に欠かせない各種専門家との強いネットワークも有する。近時は「幸せな相続」実現のためのツールとしてのエンディングノートの重要性から、各種エンディングノートセミナーやワークショップの開催に力を入れている。